photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2024/7/11(木)

今航最後のフォーマルナイト

  • 緯度:N 33度 54分
  • 経度:E 152度 52分
  • 天気:晴れ
  • 気温:26.0 度
  • 速力:16.3 ノット
  • 海域:太平洋
  • 寄港地:終日航海日

今航もいよいよ終盤。船内新聞『アスカデイリー』を見ると大半の教室が終了し、スケジュール表に並ぶのはクルーズの締めを飾る各種イベントになっています。午前中には、ビンゴ大会がギャラクシーラウンジとハリウッドシアターの2ヵ所で開催されました(写真左下)。賞品はなんとクルーズスタッフが「ひそかに各寄港地で買い揃えた」心のこもった品ばかり。

オンフルールで見つけたお洒落なまな板やベレー帽、ポートルイスのバスタオルはかつてモーリシャスにいた絶滅種の鳥・ドードーが大胆に配されたデザイン。ハワイ土産はホヌ(海亀)のデザインが入ったウクレレなど。夜のギャラクシーラウンジでは恒例の「キャプテンズ フェアウェル パーティー」も催され、オフィサーたちが全員集合(同上)。

今宵は最後のフォーマルナイトなだけに、ディナーもひときわ艶やかでした。とびきりのお洒落で臨んだ皆さんがアスカプラザで記念撮影に興じ、フォーシーズン・ダイニングルームに進みます。瀧淳一総料理長を始めとするシェフたちが腕を振るった黒毛和牛フィレ肉のウェリントン(写真右下)、炎のアイスクリーム ベイクド・アラスカなどを堪能しました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。
2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。