飛鳥Ⅱ
2025/4/9(水)
2025年世界一周クルーズ(66)
穏やかなマラッカ海峡での一日
- 緯度:N 2度 47分
- 経度:E 101度 5分
- 天気:晴れ
- 気温:29.0 度
- 速力:14.8 ノット
- 海域:マラッカ海峡
- 寄港地:終日航海日

昨晩10時にシンガポールを後にした「飛鳥Ⅱ」は、次なる寄港地・インド洋に浮かぶレユニオン島に向けて西へと舵を切っています。全長700kmにも及ぶマラッカ海峡に今朝から入りました。ここでも「花曇り」と言っていいのでしょうか、桜が咲く頃の光に包まれたような霞の中、船は穏やかな海面を滑るように進んでいます。さすがは海の要衝で、貨物船が列をなして行き交っています。
すっかり南国になった「飛鳥Ⅱ」の船の上。昼食後のプールサイドでは、「フルーツ・ビュッフェ」が登場しました。美味しいけれど独特の強い香りがあるため通常は建物内には持ち込めないドリアン、そしてココナッツジュースが並んでいます。お客様はどなたも興味津々。東南アジアではお馴染みの人気のフルーツ&ドリンクの味を楽しんでいらっしゃいました。
そして午後には6デッキのモンテカルロで「ポーカー教室」も。日本船籍ゆえにお金こそ賭けられないものの、「飛鳥Ⅱ」には立派なカジノがあるのです。そのディーラーたちが先生になって、カードゲームの定番・ポーカーを初歩から教えてくれました。ゲームの面白さだけでなく、集まる人たちとの会話も楽しいモンテカルロ。その魅力に、改めて気づいた方もいらっしゃるでしょう。



著者紹介/高橋 敦史
1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。