photo essayフォトエッセイ

飛鳥Ⅱ

2025/5/18(日)

船内で過ごす艶やかな夜

  • 緯度:N 46度 6分
  • 経度:W 4度 32分
  • 天気:晴れ
  • 気温:16.2 度
  • 速力:10.5 ノット
  • 海域:大西洋
  • 寄港地:終日航海日

昨夕にビルバオを発った「飛鳥Ⅱ」。今度は中2日の航海でフランスのルーアンを目指しています。このヨーロッパ区間は立て続けに寄港地がやってきますが、それでも、陸上の旅とは違ってあいだに数日あることで、無理なくゆったりと旅ができます。これもクルーズゆえのメリットでしょう。きょうも船内では、午前中からさまざまな教室が催されていました。

さて、美食の街ビルバオを堪能した翌日ですし、きょうは船内の食事にも触れてみましょう。今宵はしばらくぶりにドレスコードがインフォーマル。ディナーは洋食。フォーシーズン・ダイニングルームの入り口にはビルバオで仕入れたカラフルなトマト各種やワイン、ローカルビールもディスプレイされていました。それらを含めた、美味しいフレンチのフルコースを味わいます。

写真の料理はそのメニューからの抜粋です。アミューズ「トマト ケイジョ・フレシュコ、セーラ・ダ・エストレーラ」に始まり「小海老と彩野菜のサラダ仕立て」、メインの「鹿児島県産黒毛和牛とジャガイモのココット焼き」からデザートに至るまで、華やかで変化に富んだ逸品が続きました。食後は「沖仁 フラメンコギターコンサート 第二夜」。美食と音の調べが織りなす、艶やかな一夜となりました。

高橋 敦史

著者紹介/高橋 敦史

1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。