飛鳥Ⅱ
2025/5/20(火)
2025年世界一周クルーズ(56)
瀟洒なフランスの歴史町
- 緯度:N 49度 27分
- 経度:E 1度 3分
- 天気:晴れ
- 気温:19.0 度
- 速力:11.1 ノット
- 海域:-
- 寄港地:ルーアン

夜のうちにずいぶんと長くセーヌ川を遡り、今朝8時に「飛鳥Ⅱ」はフランスのルーアンに着きました。夜明けのあとしばらく進んで港の手前で転回し、タグボートの助力を借りながらふだんよりだいぶ長くバックで航行して、右舷付け出船(でふね)で接岸しました。左舷側には公園が見えるなど、今までの寄港地とはかなり趣が違います。「飛鳥Ⅱ」が川にいる、というのがそもそも不思議な気分です。
古都ルーアンははるか昔のローマ時代から栄えた町で、ノルマンディ公国の首都でもあったそう。旧市街にはゴシック様式のルーアン大聖堂、大通りのアーチの上に輝く大時計、当地で火刑に処せられたかのジャンヌ・ダルクゆかりのモダンな教会など、見どころいっぱい。筆者は寄港地観光ツアー「ルーアン半日観光(午前)」のお客様とご一緒し、それらの見どころを歩いてめぐりました。
午後はそのまま離班して、ランチとさらなる街歩き。大時計は有料で塔のてっぺんまで上れると分かり、上から町を一望。ジャンヌ・ダルクにちなんだチョコレートの老舗や、「フランスと言えば……」の蕎麦粉のガレットのレストランへも足を運んで、お洒落なフランスらしさ全開の、素敵な町での一日を堪能しました。きょうは、ここルーアンにオーバーナイトの停泊です。



著者紹介/高橋 敦史
1972年生まれ。東京都出身。
旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。クルーズ写真家として各媒体での撮影・執筆を担当するほか、旅のジャンルは温泉旅行からバックパッカー旅、リゾートなどまで経験豊富。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師・フォトエッセイ担当を務め、以後ロングクルーズに度々乗船している。