「当たり前」がもたらす安心感。
陸から極上の船旅を支える。
運航部オペレーションチームでは全員が異なる業務を行っています。私の業務は飛鳥Ⅱが寄港する港の船舶代理店とやり取りし、お客様がスムーズに上陸できるよう様々な手続きと情報共有をすることです。分かりやすく言うと、お客様にとって「当たり前のことを当たり前にできるようにする」役目です。海外であればできるだけ早く入国審査を済ませ、現地での滞在時間を長く確保するよう調整します。陸上での事前手配が主なので、お客様に接する機会は少ないですが、旅の価値に関わる重要な業務を担っています。大変なのは、海外の船舶代理店とのやり取りです。同じ代理店でも人によって対応や回答が違ったり、返事をなかなかもらえないケースもあり、文化の違いを感じます。しかし、何か手違いがあってはいけないので、諦めずにコミュニケーションをとり情報を入手していきます。それでも入港直前に情報が変わることは多々ありますが、バトンをパスした後は船上のパーサーが最終調整をしてくれるので安心です。この信頼関係が大切だと思います。私も以前はクルーとして飛鳥Ⅱに乗船していたので、パーサーが必要とする情報を予測できますし、陸上も船上も一丸となってクルーズを作り上げていく感覚です。