Person 05

  • 根本 怜佳
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    ショップマネージャー

    根本 怜佳

    Reika Nemoto

お客様にも、クルーにも、
感謝の心で最上級のサービスを。

自然体から生まれる、
心から相手想うサービス。

前職は、客室乗務員として働いていました。そのときの同僚から「飛鳥」のことを教えてもらい、憧れを抱いたのが入社のきっかけです。世界各地を巡る仕事であること、それから4ヶ月勤務して2ヶ月休む、という特殊な勤務形態にとても魅力を感じました。2012年に入社後は、様々な業務を経験し、アシスタントショップマネージャーを経て、現在はショップマネージャーを務めています。船内ショップ4店舗とサロン&スパの運営管理が主な業務内容ですが、その他には、販売商品について本社とのやり取りや船上の部門長ミーティング等にも出席しています。私が仕事において大切にしているのは「お客様にもクルーにもすべての方に感謝の気持ちで接し、自分らしく自然体でいること」です。入社当時は「特別」を意識して心を張り詰めていましたが、結局は自然体でいなければ狭い視野でしか考えられず、新たなひらめきも生まれない、ということに気づきました。できるだけ自然体で、お客様もクルーも同じように感謝の気持ちで接することで、高いレベルのサービスを行うよう心がけています。

コーチン写真

コーチン

運休期間を経て、運航再開の喜びを
分かち合ったエール交換。

思い出に残っているクルーズはたくさんありますが、入社間もない頃、世界一周クルーズで寄港したインドのコーチンには衝撃を受けました。寄港地のお土産品を現地で買い付けて船内で販売するために、灼熱の暑さの中、ショップクラーク数人で買い付けに行きました。インド帰港に合わせて、期間限定で乗船していたインド出身の特別販売員に案内してもらいながら現地の空気を感じ、直接値下げ交渉を行い、とてつもなく辛いカレーを食べ、楽しい思い出をつくることができました。買付けしたお土産品も、お客様に「こんなのあったのね」などとお喜びいただき、嬉しかったです。近年一番感動したのは、コロナ禍の運航停止が明け、横浜港大さん橋客船ターミナルを挟んで行った他船とのエール交換です。運休中、隣の岸壁には他船が同じように停泊していました。他船が飛鳥より少し先に運航を開始することとなり、準備中だった飛鳥のクルーがデッキに出てお見送りをし、演奏のエール交換を行い、一気に感動的な空気に包まれたことを覚えています。クルーズ船として同じように苦しい状況を過ごし、クルーズ業界を担う仲間の意識で運航再開の喜びを分かち合うことができ、胸が熱くなりました。また、飛鳥が出港する際も同様にエールを送っていただき、本当に嬉しかったです。

業務中の写真

環境に優しく、
時代に即した商品づくりを。

コロナ禍で運航ができず悔しい思いをしましたが、この時間を無駄にしないよう、研修を開催するなどクルーのレベルアップに力を注ぎました。何よりもお客様に感謝し、船内での時間がより充実したものになるよう、日々挑戦していくという精神は、運休中にも貫くことができたと思います。数年後の新造客船就航を控え、飛鳥クルーズの未来についてショップマネージャーの立場で考えてみると、新商品提案の際にできるだけプラスチックを使わないなど、環境にやさしい商品づくりをしていかなければと考えています。お客様も「エコ」という点に感度が高い方が増えてきていると感じますし、再生紙利用やフェアトレード会社とのお取引などを今後も増やしていきたいです。社会の流れを敏感に察知し、工夫を重ね、船上にあるショップという立場から、お客様のワクワクを高めるチャレンジを今後も続けていきます。