ユーラシア大陸最西端、ロカ岬は、リスボンからバスで1時間ほどのところにある。他の有名な岬同様、花が咲き乱れている。勿論、灯台もある。 断崖が続くことも、他と同じである。しかし、ここの眺めで気づくのは潮目がくっきりしていることである。皆さん、大西洋の海の美しさに、ただ見とれているばかり。
著者紹介 小泉 澄夫 1934年生まれ。写真家、日本写真芸術学会会員、世界遺産フォーラム主宰。 「日本人の心」をテーマに風景写真を30年以上撮り続けている。ここ15年は、ヨーロッパ・北米大陸・中国を中心に世界各地の世界遺産の写真撮影や、講演活動、執筆活動を行っている。本フォトエッセイの連載は「2008年オセアニア・グランド・クルーズ」以来の2回目となる。 ■著書 「世界遺産ビジュアルハンドブック」