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フォトエッセイ

Cruise:2012年アジアグランドクルーズ(59)

「中国茶は色々な顔を持っている」

緯度:N 26度 47分

経度:E 123度 6分

天気:くもり

気温:14度

速度:15.7ノット


海域:北太平洋

寄港地:航海中

明日の厦門入港を前に、ハリウッドシアターでは講演が行われました。
お話くださるのは、「時が滲む朝」で第139回芥川賞を受賞された楊逸先生です。先生の講演を楽しみにしていたみなさんで、会場は大盛況です。
今回の講演内容は「中国茶」についてです。厦門は福建省の東南沿海に位置します。福建省と言えば烏龍茶等に代表されるお茶が有名です。現在確認されている最古の茶木の化石の話や、イギリスや日本にお茶が伝わった話など、興味深い話ばかりです。
なかでも、お茶の色についての話が特に印象的でした。中国のお茶は茶葉の発酵加減で、白、青、黄、赤、黒。発酵させずに蒸した後、煎った、緑と6色もの色があるそうです。日本人はお茶というと、煎茶の緑をイメージしてしまいますよね?
最後に楊先生は厦門でぜひ、試してほしいお茶を教えて下さいました。武夷山でとれる武夷岩茶で「大紅袍」というお茶です。
もしかしたらお土産に入っているかもしれません。楽しみにしていて下さいね。

著者紹介

朝比奈 雄太

1971年生まれ。静岡県出身。
高校卒業後、東京綜合写真専門学校に入学。 在学中より、フリーカメラマン藤尾真琴に師事。 1994年よりフリーランスのカメラマンとして独立。
出版社マガジンハウスより業務委託をうけ、雑誌写真を中心に活動範囲を広げている。
撮影対象は人物、料理、旅行取材等、多岐にわたる。


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