飛鳥Ⅱは多くの船舶が行き来する、アジアと中東・ヨーロッパを結ぶ最短のルート“マラッカ・シンガポール海峡”へと入りました。この海峡は非常に強い潮の流れと水深が浅いため(マラッカマックスと呼ばれているように喫水が20m程度が最大)、世界的にも有名な航海の難所とされているのだそうです。 またインドネシア周辺は、昔から海賊が出没する海域としても知られているようです。飛鳥Ⅱではその対策として、乗組員によるパトロール強化に努めているとのことでした。 さて、本日はブリッジオープン(操舵室の見学会)が午前・午後の1時間限定でありました。普段見ることの出来ない場所ということもあって、多くの方が訪れたようです。
著者紹介 篠本 秀人 1957年生まれ。88年から98年まではマイアミをベースに、主にカリブ海のダイビングスポットのレポートを日本の雑誌に紹介。 客船の撮影コーディネートの仕事をきっかけにクルーズの世界へ入り、20年以上にわたってクルーズ専門誌へ記事や写真を掲載するかたわら個展も多数開催している。