夕刻6時30分、ブリッジより「次の寄港地ポート・エリザベスから約264km離れた、イーストロンドンの街の光が、右側に見えてきております」というアナウンスがありました。 モーリシャスを発って、4日ぶりに目にした陸地です。しかしそれ以上に感慨深いのは、いつの間にか私たちは日本からずいぶんと遠くへ来たということかもしれません。 明日朝4時に水先案内人が乗船し、その後ポート・エリザベスに入港する予定です。
著者紹介 篠本 秀人 1957年生まれ。88年から98年まではマイアミをベースに、主にカリブ海のダイビングスポットのレポートを日本の雑誌に紹介。 客船の撮影コーディネートの仕事をきっかけにクルーズの世界へ入り、20年以上にわたってクルーズ専門誌へ記事や写真を掲載するかたわら個展も多数開催している。