飛鳥Ⅱは、西サハラ沖150キロを航行中。気温21度、海水温度も21度。航行中の海水を入れているプールは、21度では冷たすぎるので、28度に温めてあるとのこと。 朝7時過ぎにパンとコーヒーの簡単な朝食をとろうと、プールサイドを通ってパームコートに行ったが、すでに3人の女性がプールで泳いでいて驚いた。 船長の放送では、今日カナリア諸島付近を通過するというので、楽しみにしていた。お昼近くに、左舷前方にうっすらと島影が見え始めた。リドガーデンで、サンドウィッチ(卵、野菜、サーモン、シーチキン、ミックス、ホットチキン)のお昼を食べ、部屋に戻ってバルコニーから、少しずつ大きくなるカナリア諸島を眺めた。海がガスっていて、島が白っぽくしか見えない。 3時にビスタラウンジで、優雅な午後の日本茶(和菓子と煎茶)を楽しみながら、左舷側にかなり大きくなってきたカナリア諸島に見入る。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員