せっかく100日もの日々を綴る機会を頂いたのですから、たまには少し変わった話もしてみましょう。終日航海日のきょう、当欄筆者は1日かけて「飛鳥Ⅱ」の各タイプの客室を巡って最新の写真を撮影していました。アテンドしてくれたのは初代飛鳥から勤め続けるベテラン、上野剛ハウスキーピングマネージャー(写真左下)です。
10デッキから7デッキまでを順に回り、客室内観全景や、お客様にご案内する際に必要な箇所などを撮りました。その際に気づいたのは、上野マネージャーとフィリピン人クルーたちの気配りと臨機応変さ。客室を常に清潔で整った状態にしているのはもちろん、追加備品の準備や撮影角度にあわせて設備の調整を柔軟に行ってくれました。
船の居住空間を知り尽くした即応ぶりには本当に感心しました。ちなみに写真上はCスイートの客室例。右下は2020年に新設され、初めての世界一周となる露天風呂。お客様はいま、毎日この広い海を眺める入浴を楽しんでいらっしゃいます。これらの施設や各客室がいつでも快適に整っているのは、縁の下の力持ちがいるからに違いありません。