アラスカらしい肌寒さの中、州都ジュノーに入港した。アラスカは、毛皮資源が枯渇した段階で、ロシアからアメリカに売り渡されたという歴史的経緯がある。 その後、金鉱の発見があり、近年には石油も開発され、資源豊かな州としてアメリカの発展に寄与している。州政庁前の広場には、熊の彫刻があって、飛鳥の皆さん、そっと触っておられた。
著者紹介 小泉 澄夫 1934年生まれ。写真家、日本写真芸術学会会員、世界遺産フォーラム主宰。 「日本人の心」をテーマに風景写真を30年以上撮り続けている。ここ15年は、ヨーロッパ・北米大陸・中国を中心に世界各地の世界遺産の写真撮影や、講演活動、執筆活動を行っている。本フォトエッセイの連載は「2008年オセアニア・グランド・クルーズ」以来の2回目となる。 ■著書 「世界遺産ビジュアルハンドブック」