昨夜は、大蔵流の狂言を、観賞した。狂言は、能樂師狂言方という演芸種目とされる。能樂が世界無形文化遺産に登録されたことにより、狂言も世界無形文化遺産となったそうだ。 能が実在の人物や土地に伝わる説話などを文章体で表すのに対して、狂言はその辺にいそうな人物のやりとりを、当時の口語体で表すという。伝統芸能にもショートコントがあったことになる。会場からは、くすくす、小さな笑いが起こる。 アリューシャン列島のあたりで、日付変更線(東経西経の180度)を通過した。7月8日は無くなって、いきなり7月9日になった。時刻は、就寝前に、時計の針を1時間戻すだけである。
著者紹介 小泉 澄夫 1934年生まれ。写真家、日本写真芸術学会会員、世界遺産フォーラム主宰。 「日本人の心」をテーマに風景写真を30年以上撮り続けている。ここ15年は、ヨーロッパ・北米大陸・中国を中心に世界各地の世界遺産の写真撮影や、講演活動、執筆活動を行っている。本フォトエッセイの連載は「2008年オセアニア・グランド・クルーズ」以来の2回目となる。 ■著書 「世界遺産ビジュアルハンドブック」