きょうの横浜は穏やかな晴天。絵に描いたような出航日和です。桜は例年より1週間ほど早くほころび始め、羽織っていた上着も要らないほどの暖かさ。横浜大さん橋に停泊中の飛鳥IIも春の日差しを浴びてひときわ白く輝いていました。日曜日なのも幸いしてか、桟橋上にはたくさんのお見送りのご家族・ご友人が集まってくださっています。
飛鳥IIが地球をぐるりと回るいわゆる「世界一周」は、2015年以来3年ぶり。初乗船の方もリピーターのお客様も、皆さんさぞかし今日の出航を待ちわびていたことでしょう。436室ある客室が満室なのも旅への期待を物語るよう。7デッキ屋外のプロムナードデッキでは、お客様同士、久々の再会を喜ぶ姿も多く見受けられました。
船は、紙テープが舞い風船が青空へと上るなか、「行ってきま〜す!」「行ってらっしゃ〜い!」という声とともに定刻通りの午後2時に岸壁を離れました。頭上に迫るベイブリッジをくぐり抜け、浦賀水道を経て東京湾外へ。そして伊豆大島を回り込む頃には真っ赤な夕日。幸先のいい出航風景を楽しみながら、西日本のお客様をお迎えすべく神戸港を目指しています。