今朝着いたセントジョンは世界一の干満差でギネスブックも載る場所ですが、それ以外の面においては正直さほど華やかではなく「カナダの小さな港町」といったところでしょうか。町は大半が接岸場所から歩ける範囲内ですし、このクルーズにしては珍しくオプショナルツアーの設定もありません。皆さんめいめい、町を散策することになります。
では何もないのかというと案外そうでもありません。デッキから町を見ていたら、目の前の高校で何やら着飾った学生たちが撮影会をしていました。慌てて出て行って撮らせてもらったのが上の写真。聞けば、卒業式の事前撮影で女子生徒はホワイトドレス、男子生徒はダークスーツ指定だそう。真っ赤なバラはみんなに一輪ずつ配られたもの。
それにしてもカナダの高校生は大人びていますね。まるで映画のワンシーンのような素敵な場面にお邪魔させて頂いたあと、筆者は町の主な見どころを歩いて回りました。シャトルバス発着地でもある1876年に誕生したシティ・マーケット(写真左下)やトリニティ教会(同右下)等々。小さな町の趣をしみじみ楽しむ散策でした。