スティールパンという楽器を初めて見ました。ドラム缶を輪切りにして底を凹ませ、大小の窪みを作ります。窪みの数は30個になり、2オクターブ半の音階になります。その窪みをゴムで叩くと響きの良い音が出ます。堅い木や金属で打ってもいい音は出ません。 トリニダートトバゴで作られ、カリブ海各国に広まっているようです。この楽器を中心にして、アコーディオンとギターで編成したバンドです。賑やかな曲も盛り上がりますが、静かな曲も透明感のあるスティールパンの音がいい感じです。「アマポーラ」「男と女」「黒いオルフェ」など知っている曲が演奏されましたが、新しい音で楽しい演奏でした。 ナッソー寄港を明後日に控えて、カリブ海の雰囲気一杯のコンサートでした。スティールパン原田芳宏さん、アコーディオン大塚雄一さん、ギター小堀和彦さんです。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師