明朝からのパナマ運河通峡を控えて、小久江副船長からパナマ運河に関するいろいろな説明がありました。フランスが計画して始まった工事は疫病の蔓延で中断され、後にアメリカが工事を再開して1913年に完成しました。1914年からアメリカの管理下で通峡が可能になりました。色々な交渉が重ねられて、1999年12月31日にパナマ共和国に委譲されました。 運河は約80kmで、スエズ運河の約半分の長さです。1日の通峡は40隻が限度です。パナマックスという船の上限基準があり、幅32.31m、長さ294.13m、喫水12.04mです。飛鳥IIはぎりぎり通峡出来るように造られています。通峡料金は約1,800万円です。 現在第2パナマ運河が建設工事中です。いろいろ事前勉強をして明日の通峡に備えました。通峡ドラマは朝5時半頃から始まるそうです。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師