ゴールデンゲイト・ブリッジを過ぎて、右舷側にサンフランシスコの市街を見ながら飛鳥IIはゆっくりと埠頭を目指します。坂の街といわれる街並みが良く見えます。その坂の上が高級住宅街のようです。フィッシャーマンズワーフが見えてきます。 ヨットハーバーの向こうにサンフランシスコのビル街が広がります。1850年前後に近くで金鉱山が発見されて以来、急速に発展しました。現在では太平洋岸の文化経済の中心地として国際的な大都市ですが、1906年の大地震を含めて2回の大地震の被害に合い、見事に蘇みがえったことを忘れてはなりません。 シリコンバレーが近く、エレクトロニクス産業が盛んであります。国際金融関係では時差があるにもかかわらず、ニューヨークタイムにあわせた勤務体制をとり、存在感を示しています。お土産を購入するのもハワイと並んで最後のチャンスです。楽しく忙しいサンフランシスコです。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師