終日航海日の今日は、朝から教室やゲーム、イベントが盛りだくさんです。そんな中、ハリウッドシアターでは、写真家の市原基先生の講演が行われました。 市原先生は北極、南極の氷、アジアモンスーン地域の水、アフリカの火とエネルギーをテーマに三部作の制作を中心に、作家活動をされています。今日はその中から「ヒマラヤ水系」をテーマに興味深いお話をして下さいました。 エベレストの山頂付近の氷河の写真を撮影されるために、時間をかけて肉体改造をされた話しや、エベレストの氷河が白やモスグリーンだけではなく、砂や土等で茶色に覆われている物も存在する話し等、迫力のある写真を見せながら解説してくださいます。 その他にもガンジス、メコン、長江等の大河の周辺の人々の表情や、生活風景を切り取った写真と、講演を聴きながら雄大な水の旅を感じる事が出来ました。先生の作品は写真集にもなっているので、気になった方は手に取ってみてはいかがでしょう。ページをめくるたびに圧倒的な風景が広がりますよ。
著者紹介 朝比奈 雄太 1971年生まれ。静岡県出身。 高校卒業後、東京綜合写真専門学校に入学。 在学中より、フリーカメラマン藤尾真琴に師事。 1994年よりフリーランスのカメラマンとして独立。 出版社マガジンハウスより業務委託をうけ、雑誌写真を中心に活動範囲を広げている。 撮影対象は人物、料理、旅行取材等、多岐にわたる。