今クルーズでは、出港パーティの“ボン・ボヤージ”の際、みなさんから募集した短歌をクルーズスタッフが詠みあげます。楽しい歌が多く寄せられますが、今まで歌など詠んだ事がないので、短歌教室に参加して学んでみることにしました。 教えて下さるのは講師の草田照子先生です。教室にはいつもたくさんの方が受講されます。事前に提出した三首から、先生が二首選んで批評してくれます。講義中、面白い歌に笑い声も上がりますが、みなさんメモを取ったりと熱心です。今回提出された中から三首、先生に選んで頂いた歌をご紹介します。 妻として決めにし時の君が在(い)る青き風吹く朝のデッキに Iさん 数多なる石仏路傍に商へりダナンの町を車窓に望む Kさん 未熟さを飛鳥の揺れのせいにして気楽に通うダンス教室 Kさん いかがですか?先生にコツを伺うと、主題をきちんと決めて、聞いた人が情景を浮かべられるようにする事だそうです。横浜に帰港するまでに詠めるようになるよう頑張ります!
著者紹介 朝比奈 雄太 1971年生まれ。静岡県出身。 高校卒業後、東京綜合写真専門学校に入学。 在学中より、フリーカメラマン藤尾真琴に師事。 1994年よりフリーランスのカメラマンとして独立。 出版社マガジンハウスより業務委託をうけ、雑誌写真を中心に活動範囲を広げている。 撮影対象は人物、料理、旅行取材等、多岐にわたる。