ビスケットの名前の由来であり、また荒海としても知られるビスケー湾。夜半こそ少し揺れましたが、皆さんの日頃の行いがいいのでしょう、飛鳥IIはうまい具合に低気圧の狭間をすり抜けて進んでいます。 ヨーロッパに入って船が東へ航行しつつあるため、深夜にあった時刻改正は初の「1時間前進」でした。1日が23時間になって少し体がだるい気がするこんな日は、山崎征夫先生の気功教室がお勧めです。 この健康体操は何と世界一周クルーズ17回目の開催です。お客さまの間では「飛鳥IIに乗ったら気功は義務よ」なんて冗談が囁かれるほどの超定番。ゆったりとした体操で肩や腰など各所を伸ばすと体がすっとほぐれます。毎日重たいカメラ機材を担ぐ筆者の肩も、お陰でだいぶ軽~くなりました。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。