飛鳥Ⅱは、夜明け前にタイの「レムチャバン港」に入り、予定通り午前7時に着岸しました。岸壁では、子供達による歓迎の舞が披露されていて、それを横目に早速バンコク観光へ出発です。 プミポン国王の誕生日を明後日に控えたバンコクは、すでに祝賀ムードでいっぱい。そんな中、最初に訪れたのは王宮内にある「ワット・プラケオ」です。ここは、本堂にエメラルド色(翡翠製)の仏像が祀られている事から、別名「エメラルド寺院」とも呼ばれ、ラーマⅠ世がバンコクに遷都した時に護国寺として建てられました。 一般のタイ人も大勢参拝に訪れていて、本堂の裏手にある仙人像の前には、白い蓮の花が供えられていました。
著者紹介 大木 信哉 東京都江東区出身 1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。 2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。 活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。