飛鳥Ⅱは、明日午前7時にセネガルのダカール港に入港する。パイロット(水先案内人)の乗船が6時半、日の出もそのころなので、それ以前の光景は夜景だろうが、それでも入港光景は見たい。ならば、早朝に身体を慣れさせておこうと、今朝は5時半に起床。 6時にパームコートに行って、パンとコーヒーの朝食をとる。水平線上の雲の間からピンク色の太陽が顔を出した。飛鳥Ⅱは、アフリカ大陸西岸160キロ沖を航行中である。 午前9時から、囲碁教室(入門)に行ってみた。頭を使うというので、囲碁は根強い人気がある。会場のコンパスルームは超満員である。講師の小松藤夫氏は8段。飛鳥Ⅱリピーターで、以前も同じ小松先生の入門教室に通っていたことを堂々と認める方も数人いて、なかなか愉快な囲碁教室なのである。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員