きのう横浜を出た「飛鳥II」は西へと走って朝9時前には友ヶ島水道に差し掛かり、予定より少し早めの11時45分頃、神戸港中突堤旅客ターミナルに接岸しました。ここで西日本のお客様をお迎えし、ついに世界一周仲間が全員集合。きっとお友達なのでしょう、船内では「お久しぶり〜!」とお客様同士が駆け寄る姿もありました。
見送りの人たちが手を振るなか、汽笛を鳴らして14時に出港。船首を街に向けた“入り船”で接岸していた「飛鳥II」は、タグボートの力を借りつつゆっくりと後ろへ下がり、転回しました。並走する消防艇が色のついた放水をしてくれて、青やピンク、そして黄色の水のアーチとともに、名残惜しい神戸港の景色を目に焼き付けました。
この先太平洋に出ると、「飛鳥II」は次なる寄港地・シンガポールを目指します。方角としては南西で、四国沖から沖縄諸島を伝うように航行し、台湾の東を通っていく予定。船内生活を存分に楽しめる中6日間の終日航海です。今宵は記念すべき100日間の始まりにふさわしく、5デッキ・アスカプラザでキャプテンらによる鏡開きもありました。