フォーマルナイトから一晩明けた今朝。昨夕の華やかなひと時の余韻に浸りながら、いよいよこの長い「暮らすように旅する」世界一周のクルーズライフが始まるのだなぁと思いました。デッキに出ると格段に外気が暖かくなっていて、南に来たと実感します。朝9時ごろの段階で、船は沖縄本島を過ぎて宮古島へと向かっているところです。
船内でも、この先の日常のひとつとなる講演やコンサートが始まりました。午後には、京都にまつわる著書でお馴染みの柏井壽さんによる講演『世界一周するあいだにエッセイを書こう』がハリウッドシアターで(写真右下)。当欄のフォトエッセイを100日間書き続ける身としても興味津々、軽妙なトークに思わず引き込まれてしまいました。
実はここまで、曇り時々雨といった天気が続いていたのですが、夕方には新生活の始まりを祝うかのように雲間から陽が差しました。夜には日本を代表するオペラ歌手の中丸三千繪さんがギャラクシーラウンジに登場。シューベルトのアヴェマリアやヘンデルの名曲などを、のびやかで張りのある素晴らしい美声で聴かせてくれました(同左下)。