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フォトエッセイ

Cruise:2024年世界一周クルーズ(25)

黄昏の洋上で催された赤道通過祭

緯度:N 2度 1分

経度:E 89度 13分

天気:晴れ

気温:31.0度

速度:16.4ノット


海域:インド洋

寄港地:終日航海日

船は広いインド洋を順調に南西方向へと走り続けていて、きょう明日にでも赤道を通過するとのこと。正確な通過日時はお客様向けのクイズにもなっていて、答え合わせを楽しみにしている方も多いでしょう。そんな今日、午前中は功刀(くぬぎ)正行先生による講演「海の色が教えてくれる海洋環境」がありました(写真右下)。

海の青さは水のきれいさと密接な関係があり、本当にきれいで深い海は黒色に近づくそうです。「黒潮という名も、昔の人がよく観察していた証拠です」と先生。いま周囲に広がるインド洋はかなり濃い群青色。夕方、その美しい大海原に太陽が沈みゆくなかで、11デッキのプールサイドで「赤道通過祭」が行われました。

昔から船が赤道を通過する際には道化芝居をするのが習わしです。「飛鳥Ⅱ」でも海神・ネプチューンに通行許可をもらうユニークな寸劇をキャプテンや機関長も含めたクルーが演じてくれました。プール上の勝負に勝って思わずガッツポーズをしたのは吉田匠吾チーフパーサー(左下、写真中央)。楽しくて親しみに満ちた雰囲気も、「飛鳥Ⅱ」の魅力です。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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