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フォトエッセイ

Cruise:2024年世界一周クルーズ(25)

フィンランドから来た囲碁講師

緯度:S 6度 9分

経度:E 78度 16分

天気:晴れ

気温:30.0度

速度:16.4ノット


海域:インド洋

寄港地:終日航海日

囲碁教室は「飛鳥II」のロングクルーズでも常に定番かつ人気の教室のひとつです。今回の世界一周では3人の囲碁の先生がリレー形式で乗船します。そのトップバッターがフィンランド出身のアンティ・トルマネン先生。幼少期に愛読した日本の囲碁漫画『ヒカルの碁』をきっかけに来日して、プロ棋士になったのだそうです。

流暢な日本語でよどみなく解説してくれる上、くすっと笑えるユーモアのセンスも絶妙。聞こえてくるのは「どうやって『取られない石』を置くかが囲碁の基本ですね」とか、「これ、結果はどうですか? 黒が3目多いってわけでしょう??」とか。やさしい教え方がとりわけ印象的で、この、朝9時からの初級教室が満員御礼なのも納得です。

夜には他にも面白い催しがありました。12デッキ前方の屋上、クルーズスタッフによる星空鑑賞会です。南十字星の見つけ方などたくさんの星座についてを解説してくれました。以前は揺れる船上で星空を撮ることは難しかったのですが、技術の進歩でしょう、スマートフォンの夜景モードできれいに写すことができました(写真右下)。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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