今朝の飛鳥IIは下北半島を左舷に見つつ北上を続け、11時には北海道の陸地が間近に見えるところまで来ました。ボートでやってきた水先案内人を午後2時半に乗せたあと、室蘭のシンボルでもある白鳥大橋をくぐり抜け、定刻通りの午後4時に、市民の皆さんの出迎える中で室蘭港に入港しました。
室蘭名物はむかし炭坑夫たちが食べた豚肉の「やきとり」やカレーラーメンだそうですが、ほかに最近知名度を上げているのが「工場夜景」。飛鳥IIのお客様の間でもこれは人気のようで、遊覧船で工場夜景を望むツアーに加え、急遽、バスで巡るコースも追加されました。筆者はそのバスツアーにご一緒しました。
写真上はその代表的な夜景のひとつ。すり鉢状の室蘭港は周囲にいくつもの丘があり、ガイドさんや地元の観光協会の方に足許をライトで照らしてもらいながら高台のビュースポットを見学。室蘭は発電用の風車も多い「風の町」ですが、今宵は見事な無風の晴天で、煙突の煙が真上にのぼる絶好の工場夜景日和でした。