釧路を後にした飛鳥IIは今朝から北方四島の歯舞群島、国後島の南側を航行しているはずですが、濃霧のために視界は真っ白。とはいえ波は至って穏やかで、寄港地続きでアクティブに上陸観光を楽しんできたここ数日に比べると、船内にはのんびりひと息つくような、そんな空気が漂っています。
さて、船旅に慣れた方ならご存知の通り、終日航海日は「船そのもの」を存分に楽しめる日です。きょうの船内では午前中からダンス教室(写真左下)や片山智桂子先生によるクレイネックレス教室(同右下)、ゴルフレッスン、ウォークラリー式クイズなど多くの催しが行われ、皆さんそれぞれ楽しんでいたようです。
晩のドレスコードはインフォーマル。千住真理子さんのヴァイオリンコンサート(同上)がとりわけ素晴らしかったですね。『トルコ行進曲』『荒城の月』『浜辺の歌』『チャルダッシュ』といった曲からアンコールの『ジュピター』まで、時にやさしく、時には険しい表情も見せつつの渾身の演奏。美しい音色に酔いしれた夜でした。