昨夕に名瀬を発った飛鳥IIは今朝8時半には屋久島の沖およそ4kmのところまでやってきました。左舷の間近に望む深い森に覆われた島影にはいくつかの白い筋が縦に入っていて、目を凝らすと滝が流れているのだと気づきます。右手には宇宙センターでお馴染みの種子島があり、その間の海峡を船はゆっくりと進んでゆきます。
日中の船内ではウクレレ教室最終回、マクラメで作るストラップ教室(同右下)、アルゼンチンタンゴ教室などが催されていました。また、夜にはキャプテン主催のフェアウェルパーティーをギャラクシーラウンジで(同上)。本航最後のフォーマルナイトだけに会場のお客様も皆さんいっそう素敵な装いです。
「とにかくお天気に恵まれたクルーズでした」と増山キャプテンが仰るように、ひと月以上に渡った日本一周はほぼ毎日が波高1〜2m程度だったという、終始穏やかな海をゆく旅でした。壇上では優秀クルーの表彰やハウスキーピングの女性たちによる合唱なども行われ、ひときわ華やかな夜が更けてゆきました。