飛鳥Ⅱは今朝の5時30分頃に出港する手はずでしたが、中村キャプテンの説明によると、当局からまだ何も連絡がなく、現在は南航船と呼ばれる地中海側からの船が運河を通峡中で、出港はその船団が通過した後になるということでした。スエズ運河は一方通行なので、南航船と北航船が交互に通峡するのです。デッキでは、エジプトの保安要員が行商に早変わりして、出港までの間に買い物を楽しむ事が出来ました。そして夕方4時に抜錨した後、飛鳥Ⅱは5年ぶりのスエズ運河に入って行きます。夜7時からギャラクシーラウンジで予定されていた普天間かおりさんのコンサートも、スエズ運河の風景を楽しんでいただこうと急遽プールサイドで行うことに決定。のびやかな歌声と琉球のメロディがスエズの空に響き渡ると、砂漠の生暖かい風も心地良く感じられるようになりました。