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フォトエッセイ

Cruise:2015年世界一周クルーズ(104)

スエズ運河

緯度:N 29度 54分

経度:E 32度 32分

天気:晴れ

気温:26.0度

速度:0ノット


海域:スエズ運河

寄港地:終日航海日

朝のスエズ湾はとても穏やかで、油を流したようなつるんとした海面に、たくさんの貨物船が浮かび、時折りその合間を小さな漁船が通り抜けて行きます。
飛鳥Ⅱは今朝の5時30分頃に出港する手はずでしたが、中村キャプテンの説明によると、当局からまだ何も連絡がなく、現在は南航船と呼ばれる地中海側からの船が運河を通峡中で、出港はその船団が通過した後になるということでした。スエズ運河は一方通行なので、南航船と北航船が交互に通峡するのです。デッキでは、エジプトの保安要員が行商に早変わりして、出港までの間に買い物を楽しむ事が出来ました。そして夕方4時に抜錨した後、飛鳥Ⅱは5年ぶりのスエズ運河に入って行きます。夜7時からギャラクシーラウンジで予定されていた普天間かおりさんのコンサートも、スエズ運河の風景を楽しんでいただこうと急遽プールサイドで行うことに決定。のびやかな歌声と琉球のメロディがスエズの空に響き渡ると、砂漠の生暖かい風も心地良く感じられるようになりました。

著者紹介

大木 信哉

東京都江東区出身
1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。
2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。
活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。

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