フォトエッセイ

Cruise:2018年オセアニアグランドクルーズ(22)

鈍色の硫黄島近海をゆく

緯度:N 22度 44分

経度:E 141度 19分

天気:曇り

気温:20.0度

速度:16.4ノット


海域:太平洋

寄港地:終日航海日

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今朝8時50分、キャプテンによる定時の放送がかかった時には北硫黄島を左舷に遠望し、11時30分〜12時ごろにかけては硫黄島を右舷目前に望んで航行しました。硫黄島の海岸線にはたなびく噴煙や自衛隊の建物が、岬の先にはお椀を伏せたような擂鉢山の姿が見えました。双眼鏡で眺める方、写真を写す方、スケッチに勤しむ方など、それぞれのスタイルでご覧になっていたようです。

昨日から各種教室が本格始動したとお伝えしたように、午後2時に三角錐の南硫黄島(写真左下)を間近に望む頃には、もはや窓外の景色には目もくれず教室に専念する方も多かったかもしれません。久保秀夫先生の囲碁教室(中級〜有段)などがまさにそれ。「定石とはいえ、これが分かれば5段以上」と先生が仰る難解な手の解説を、皆さん熱心に聞き入っていました。

また、クラブ2100では同じ時間帯にクルーズスタッフの芳賀朋恵さんによるフラ教室も(同上)。フロアいっぱいのお客様が、楽しく踊って汗を流していらっしゃいました。そして今宵は珍しい皆既月食を観察するチャンス。満月から部分食が進んでゆく様子ははっきり確認できたものの(同右下)、月が赤銅色になる皆既月食はどうでしょう? 厚い雲が広がって、ご覧になれた方は少なかったかもしれません。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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