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フォトエッセイ

Cruise:2018年オセアニアグランドクルーズ(40)

佐治晴夫さん講演

緯度:S 41度 50分

経度:E 163度 21分

天気:晴れ

気温:18.0度

速度:18.6ノット


海域:タスマン海

寄港地:終日航海日

フォトエッセイ20180215-1

今朝の最低気温は18度。オープンデッキに立つとシドニーでの吹き出す汗が嘘のように空気が肌寒く感じられます。現在航行中のタスマン海のその先には南極があるのだなあとぼんやり考えて、ふとその視座が地球規模になっていることに気づき思わず苦笑してしまいました。クルーズの旅というロマンあふれる日々が、普段とは異なる心の作用を生んでいるのかもしれません。

そんな私たちの旅にさらに知的好奇心の風を送り込んでくれたのが、日本を代表する理論物理学者の佐治晴夫さんの「美しい人生の暦をつくるために ―時間の不思議と向き合う―」と題された講演です。時間という誰しも関わりのある話題を糸口に、物理学や心理学、さらには人生哲学にまで広がりをみせたそのお話は多くの示唆に富み、また人生の希望にあふれていました。

午後にはゲストシェフの山下春幸さんによる料理教室を開催。家庭でも簡単につくることのできる新感覚の「小芋のポタージュ」と「マグロ漬けちらし」の2品を試食付きでご紹介いただきました。またリドカフェではシドニーで仕入れたタスマニアンチェリーを添えたクレープを発見! 昨夜に続きこんなところにも寄港地の恵みが顔を覗かせていました。

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著者紹介

永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。システム開発会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。「旅写真」「デジタル写真生活」の編集に携わる。その後、アジア~ヨーロッパ~アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。現在はフリーランスとして旅や写真、カフェ雑誌などの分野を中心に活動中。

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