フォトエッセイ

Cruise:2018年オセアニアグランドクルーズ(40)

赤道通過、北半球再び

緯度:S 1度 20分

経度:E 151度 34分

天気:晴れ

気温:30.0度

速度:16.1ノット


海域:南太平洋

寄港地:終日航海日

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ハリウッドシアターのステージ中央には高座がひとつ。「早朝寄せなんてのもありますが、日本時間でまだ朝8時。こんなに早いのは初めての経験でございますな」と小気味のいい枕で三遊亭金時師匠の落語会が幕を開けました。演目は火の番に回った江戸の男たちの一夜を描いた「二番煎じ」。一瞬にしてお客様の心に江戸の夜を投影させるその話芸の見事さは言うに及びません。

飛鳥IIでは歌やダンス、ゲームなど体を動かすアクティビティが充実していますが、なかでも手先を使って楽しめるのがクラフト教室。これまで花のポッドやビーズの帽子止めなどの小物を制作してきましたが、今日はカラフルな樹脂粘土を使用した飛鳥IIオリジナルポストカード作りに挑戦中。実際に投函も可能ということで、作業の手にも気合いが入っていたようです。

夕方、ふらりとオープンデッキに出ると何の変哲もない曇り空に向かってカシャリと1枚、カメラのシャッターを切りました。17時5分、赤道通過。これより飛鳥IIは再び北半球を航海することになります。「海の上に赤い線なんてありませんでしたねえ」と隣り合わせたお客様と冗談を交わしながらも、水平線のさらに先にはぼんやりと日本の姿が見えてくるようでした。

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著者紹介

永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。システム開発会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。「旅写真」「デジタル写真生活」の編集に携わる。その後、アジア~ヨーロッパ~アフリカ大陸のパックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。現在はフリーランスとして旅や写真、カフェ雑誌などの分野を中心に活動中。

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