スペインのコスタ・デル・ソルに面する大都市マラガ。きょうの飛鳥IIはここマラガに寄港しています。地中海に入って以後の最近は朝晩がかなり涼しくて上着が要るほど。船上にいる身からすると常夏の南の海を経て「季節がすっかり春に戻ったなあ」という気がします。とはいえここでも日中の日差しはじりじりと暑く、少し歩くと腕まくりをしたくなります。
マラガを沖合から見るとまず目につくのは丘上に連なる城砦です。11世紀に当地を治めていたイスラム勢力が築いた砦・アルカサバがそれ。迷路のような階段を上るとイスラム風の美しい装飾や四角い中庭があったりしますが、何より目を奪われるのは海と街の景観です。砦から見渡すと、風景の左奥にはスペインらしく闘牛場もありました(写真左下)。
街にはほかにもカテドラル(同上)やローマ劇場(同右下)などの見どころも。また、かの有名な画家・ピカソの生家やピカソ美術館などもあります。きょうは出航が夜10時と遅めなので、街のレストランでゆっくりご飯を食べたり、皆さんそれぞれにゆったりとマラガでの1日を楽しんでいたようです。