今朝8時半に水先案内人を乗せたあと、船底からのクリアランスがわずか3メートル程度という浅い港内を、飛鳥IIはゆっくりと進んで行きました。港は狭く、通路のように奥へと続いています。9時半ごろ、その最奥まで直進してから右後方にバックして、脇の岸壁に左舷づけ出船で接岸しました。街へはここから数キロあります。
きょうの筆者は「ダブリン半日観光とケルズの書(午後)」のツアーに同行。まず訪れたトリニティカレッジの旧図書館では、精緻な装飾写本『ケルズの書』を鑑賞しました。ガイドさんによると「ふだんは展示に近寄れないほど混む」そうですが、ラッキーなことにさして並ばず、1000年以上昔に描かれた写本を間近で見ることができました。
この図書館は旧館2階「ロングルーム」の建築美も有名です(写真上)。18世紀築、19世紀にアーチ天井へと改装された壮麗な部屋には約20万冊を収蔵しているそう。見学後は聖パトリック大聖堂で写真を撮ったり、名物・ギネスビールのストアハウスで試飲を楽しみ、豊富な展示を見て回ったり……。半日ながら盛りだくさんのツアーを楽しみました。