大西洋横断5日目の朝、飛鳥IIは西経49度50分付近を航行していました。ここから南へ80マイル(約150キロ)ほどの場所がタイタニックが沈んだところ。船上では左舷側に相当するその海を見ていると、ちょうどクジラの群れが現れました。キャプテンが定時の放送を急遽10分早めて教えてくれて、写し止めることができました(写真上)。
日中、当欄筆者は最近乗船した講演者や講師の方々のポートレイトを撮るために、船内各所をはしごしました。10時からハリウッドシアターで「アメリカの大学で教えてみると:家族社会学を例として」を講演したのは賀茂美則先生(同左下)。子供の成長段階と夫妻それぞれの結婚満足度の調査など、思わず「なるほど」と唸ってしまうデータが興味深かったです。
また午前中にカードルームで中級者向けに、午後には11デッキ船尾のリドカフェで初心者向けにコントラクトブリッジ教室を開いていたのは写真右下、瀬戸口宣子(左)・塚本千寿子(右)の両先生。教室前の準備時間の笑顔です。このあと後ろの席がいっぱいになるほどのお客様が参加して、にぎやかな初心者クラスとなりました。