ニューヨークからいったん南へ下り、再び北上するかたちで細長いチェサピーク湾を遡って最奥にあるボルチモアに着きました。首都ワシントンまで車で1時間半ほどのこの町は名前こそ日本ではさほど知られていませんが、1797年に誕生したアメリカで最も歴史の古い町のひとつです。
湾に向かって大砲を据えるマックヘンリー要塞はアメリカ国歌が生まれた場所として有名ですし、市内には野球の神様ベーブ・ルースの生家もあります(写真上、左下)。彼の生家には当時の部屋が残るほか、初期に使った貴重なバットの展示もありました。筆者はきょう、それらの見どころを効率よく巡る「ボルチモア半日観光(午後)」に同行しました。
アメリカが誇る大打者の生家を訪ねたことを感慨深く思いながら船に戻ると、晩のショーはお待ちかね、つのだ☆ひろさんのコンサート『名前の昭和歌謡』(同右下)。飛鳥II船上でも既にお馴染みのつのださんは常々新しい演目を用意してくれることでも評判です。パワフルヴォイスで懐かしのあの歌この歌を、たっぷりと聴かせてくれました。