フォトエッセイ

Cruise:2018年世界一周クルーズ(85)

濃紺の海と貝殻のアート

緯度:N 28度 55分

経度:W 76度 3分

天気:晴れ

気温:26.8度

速度:17.9ノット


海域:北大西洋

寄港地:終日航海日

フォトエッセイ201080602-1

きょうも終日航海の飛鳥II。正午時点でサルガッソー海の西端にいます。今朝がたあたりから海の色が変わったことに、ふと気がつきました。これまでの青から、より濃く輝く群青色の海になったと思うのです。このサルガッソー海は世界一透明度が高いとされているそうで、なるほど、カリブ世界に近づいているのだなと感じます。

船内ではまたひとつ新たな教室が始まりました。飯室はつえ先生が教える「セーラーズバレンタイン教室」。聞きなれない名前かもしれませんが、羅針盤を模した八角形の木箱に色や形の違うさまざまな貝殻やサンゴなどを敷き詰めてゆくアートです。発祥はまさに飛鳥IIが向かうカリブ海の船上で、船乗りが陸に残した愛する人のために作ったそう。

かわいらしいアートゆえ女性のお客様が多いのですが、ここは敢えて男性陣の写真で行きましょう(写真右下)。発祥当時を再現するかのように「これ作ってウチの奥さんに贈るんだからさ」と笑うお客様、とっても素敵です。世界一周土産はさまざまあれど、地球の反対側の洋上で自ら作った作品というのも気が利いているとは思いませんか。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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