フォトエッセイ

Cruise:2018年世界一周クルーズ(102)

パナマ運河で太平洋へ

緯度:N 9度 11分

経度:W 79度 53分

天気:曇り

気温:30.7度

速度:3.0ノット


海域:パナマ運河

寄港地:終日航海日

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きょうは後半のハイライトのひとつ、パナマ運河の通航です。朝7時半ごろには最初の防波堤を過ぎて運河の入口へと近づきました。まず出迎えてくれたのは建設中でまだ一部が繋がっていない大きな橋。来年以降に完成するまだ名前のない橋だそうで、過去何度かここを通ったお客様にとっても初めて見る光景だったかもしれません。

その後ほどなく、左手に新パナマ運河の分岐を見つつ飛鳥IIは最初の閘門・ガツンロックに取り付きました(写真上)。太平洋側へ抜ける南行きの場合はこの閘門で一気に3段の「水のエレベーター」を使い、内陸のガツン湖の水位まで上ります。両舷では合計6両の銀色の電気機関車がワイヤーを引いて、船体を運河の中央に保っています(同左下)。

通航はほぼ一日がかり。その後はしばしガツン湖の風景を望みます。お昼は、狭い水路や運河を「うなぎのようにするっと抜ける」ということで美味しいうな重を(同右下)。難工事だった切り通しのゲイラードカットやさらに2つのロックを経るころには雨季特有のスコールも降りました。夕方遅く、飛鳥IIはついに久しぶりの太平洋に戻ってきました。

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著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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