数日前から自室担当と思しきフィリピン人クルーに、お客様が出身地や家族についてあれこれ尋ねている場面に出くわす機会が増えたように思います。アスカデイリー情報によると、飛鳥IIでは現在326名ものフィリピン出身のクルーが働いているそう。多くのお客様にとっても、マニラは単なる一寄港地以上に感懐を覚える場所なのではないでしょうか?
そしてマニラでは今航のクルーズ特典として歴史地区の半日観光ツアーが用意されています。筆者は午後のツアーにお邪魔して、歴史地区イントラムロスにある城塞都市の面影を色濃く残すサンチャゴ要塞や、世界遺産で国内にある石造建築のなかで最も古い教会のひとつ、サン・アウグスチン教会といった見どころを訪ねました。
ツアー中盤にはイントラムロスに隣接した公園を貸し切り、民族舞踊ショーが特別に開催されました。フラワーレイとマンゴージュースで歓待され、青空の下でショーがスタート。旧宗主国・スペインの影響を強く感じさせるフィリピン版フラメンコをはじめ、どこか南国の陽気さをまとった賑やかな演舞を生演奏とともに堪能しました。