まだ暗い午前5時30分に、船は南アフリカのケープタウンに着きました。船内では早朝から対面入国審査が行われたこともあり、鮮やかな朝焼けに染まるテーブルマウンテンを目にしたお客様も多かったようです。 きょうは「喜望峰とケープペンギン1日観光」に出掛けてきました。浜辺とその背後の茂みを行き来する愛らしいペンギンたちを見学し、ケープ半島南端の喜望峰自然保護区では、アフリカ大陸「最南西端」の岬・喜望峰を訪れ、また高台の展望台へケーブルカーで上りました。 ポルトガルの探検家バーソロミュ・ディアスの発見以来「アフリカの端っこ」として世界中の観光客が訪れる喜望峰ですが、アフリカ大陸「最南端」は実はここではなくて、170キロほど離れたアガラス岬だそうです。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。