夜は、5人のダンサーが入れ変わった飛鳥Ⅱオリジナルプロダクションショー「ビヨンド ザ シー」。世界中を巡るクルーズを舞台に、世界各国の名曲やそれにちなんだダンスを組み合わせたショー。はつらつとしてテンポのいい歌とダンスを楽しむ。 その後、7時29分の日没を船尾で撮影したが、太陽は水平線上の雲の中に沈み、期待したグリーンフラッシュは出なかった。 9時半からハリウッドシアターで、アンコール上映の映画「アルゴ」を観た。イラン国内で起きたアメリカ人人質事件の時に、実際にあった話をもとに作られた映画。難を逃れてカナダ大使館に逃げ込んだ6人のアメリカ人を、架空の映画撮影をでっちあげ、そのスタッフだと偽って、まんまと全員をイラン国外に脱出させる話。明日も終日航海で、早朝の予定はなにもない。久しぶりにのんびりと映画を楽しんだ。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員