今朝はやや左前方からのうねりが少しある。船長の放送では船乗りの業界用語の説明があった。面白いがあまりに特殊なので、なかなか応用できそうもない。 午前9時から3回目のマジック教室に行き、ハンカチとコインの手品を習う。500円玉をハンカチの真ん中に包み、コインの入ったハンカチをねじって、中にコインが入っていることを相手に確かめさせてから、ゆっくりとコインを引き抜き、そののちハンカチを開いて、穴があいてないことを見せるというマジック。部屋に戻って披露したら大成功。 午前10時、12デッキウィンブルドンコートで飛鳥名物「いか跳ばし大会」。擬餌餌のいかを足の甲に乗せて跳ばして飛距離を競う。今日は10回目で最終回。32人の参加者が8チームに分かれて、飛距離に応じた点数を競い合った。曇り空で朝は25度だった気温も湿度も上昇。ウィンブルドンコートは立っているだけで、汗がじわじわ出てくる。45分間のゲームは、1位を独走していた1番チームを最後に大逆転した、6番チームが優勝した。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員