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フォトエッセイ

Cruise:2013世界一周クルーズ(245)

ジブラルタル海峡

緯度:N 35度 55分

経度:W 5度 40分

天気:晴れ

気温:20.0度

速度:13.1ノット


海域:北大西洋

寄港地:航海中

カサブランカ出港は昨夜の23時。さすがに寝ていて何もわからなかった。目覚めると、飛鳥Ⅱはモロッコから43km沖を航行中である。今日は朝起きた時から、11時~13時半にかけて通過するというジブラルタル海峡(一番狭いところは14キロしかない)のことで頭がいっぱい。
11時からスカイデッキに行ってみたが、ものすごい風で誰も出てこない。(正午の当直航海士の航海情報では、風速14mの風と言っていた)一瞬怯んだが、身体を丸めて船首まで行ってみた。まともに風を受けると息ができない。手すりにへばりついたままで目をこらす。白波が立つ右舷側にモロッコが見えるが、貨物船や客船、漁船は見えども、左舷側のスペインは見えない。
12時を過ぎてようやくうっすらとスペイン側の陸地が見えてきて、13時になると、ビスタラウンジで両方の陸地が見えるようになった。ガスがかかったままでどちらの陸地も残念ながら不鮮明だった。
写真は飛鳥Ⅱの手前を横切っていく高速フェリー、奥にモロッコの陸地が見える。

著者紹介

青木 勝

1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展
に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員

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