昨日は、同時に出港する客船があり、飛鳥Ⅱはその船が岸壁を離れてから、予定より30分遅れて出港した。プールサイドでボン・ヴォヤージが行われ、スカイデッキで遠ざかるイスタンブールを眺めた。太陽が西に回って、旧市街側は逆光でまぶしく、写真がシルエットになった。 今日は終日航海日だが、朝の7時にダーダネルス海峡に入る(5月23日は夜の7時に入った)というので、ゆっくり寝ている場合ではない。 5月23日は、準備をする間もなく、ダーダネルス海峡だというので、遠いヨーロッパ側をとりあえず撮影し、後に近くの町に映画で使用したトロイの木馬があるのが見えたと知って、撮影した写真を拡大して見ると、フェリー発着所で停泊してるフェリーの後ろに木馬の頭がぼうっと写っていた。 今回は海峡の入り口から油断なく狙っていたが、8時50分ころ、その町に接近したが、またしてもフェリーが停泊中で23日と全く同じ写真になってしまった。 写真は出口付近の城塞。山にあるのは第一次大戦の戦死者を悼むモニュメント。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員