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フォトエッセイ

Cruise:2024年世界一周クルーズ(25)

穏やかなマラッカ海峡の日差しの下で

緯度:N 3度 14分

経度:E 100度 34分

天気:晴れ

気温:30.5度

速度:16.3ノット


海域:マラッカ海峡

寄港地:終日航海日

昨晩21時に夜景輝くシンガポールを後にした「飛鳥Ⅱ」。今度は踵を返すように北西へと針路を変え、次なる目的地・モーリシャスのポートルイスを目指してマラッカ海峡へと入りました。海峡の幅は狭いところで37km、水深は30m程度の浅さが大半とのこと。海上交通の要衝にふさわしく、周囲には絶えず船が行き交っています。

そんな中、お昼のプールデッキで催されたのがフルーツビュッフェ。アジアの雰囲気を楽しんでもらおうと、ドリアンとココナツジュースが振る舞われました。ご存知の方も多いはず、ドリアンは独特の香りの強さでどこの国でも通常「ホテル持ち込み禁止」の果物です。「飛鳥Ⅱ」ではきょうのプールサイドに限り、そのクリームのような濃厚な風味を楽しみました。

また、アジアの多民族国家シンガポールも次の寄港地ポートルイスにも、じつはインド系の人たちが多くいます。そこで今宵のコンサートは、石濱匡雄さんら3人による『弦楽器シタールと打楽器タブラによるインド古典音楽の世界』。20本もの弦をもつシタールとリズム感あふれるタブラの不思議な音色に、思わず心惹かれるひとときでした。

20240414-02

20240414-03

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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